月の剣のひとりごと

「月の剣」は「三日月」の呼び名のひとつです。

ジェットバスのスイッチをDIYで取り外して穴を塞ぐ

不要になったINAX ( LIXIL ) のジェットバスは施工業者に依頼して取り外して吸水口や吹き出し口を全て塞いでもらいました。

しかし、ジェットバスのスイッチだけは訳あって取り残されていました。

この唯一残っていたジェットバスのスイッチを今回DIYで取り外して浴槽の穴を塞いでみました。

【 目 次 】

ジェットバスのスイッチ

▼ ジェットバスのスイッチ

ジェットバスのスイッチ部分の画像

このスイッチ、高さもあるので風呂ふたを使う時に邪魔なんです。

位置的に風呂ふたが乗ってしまい隙間が出来てしまうので。

ジェットバスを取り外したので何の役にも立ちませんし・・・。

一応工事の請負元の家電量販店に「吸水口の工事のついでに取り外し出来ないか?」と伝えてあったのですが・・・

LIXILからは「難しい」、施工業者からは「やった事が無い」と回答があった様です。

 

固定部分のチェックと情報確認

浴槽裏から確認

点検口を取り外して浴槽裏から覗いてみました。

「浴槽化粧フタ ( 外締め ) 」と同じ様にロックナットで固定されているだけの様です。

念の為にLIXILのサポートにお願いして「スイッチの構造図」を送ってもらい確認しました。

LIXILに再度確認すると「『浴槽裏で作業出来ないと』難しい」と言う意味の様です。

「条件をクリア出来ないと難しい」なら先にその条件を提示して欲しい・・・あくまでも個人の意見ですが。

まぁ、施工業者とは色々あったので結局工事はされなかったでしょうけど(^^;。

 

調査結果から

点検口から浴槽裏のスイッチ部分に手は届きますし、スイッチに繋がっていた配管も既に切断されているので問題も無い。


と言うことで

DIYでジェットバスのスイッチの取り外しと穴塞ぎ」

にチャレンジしました。

 

ジェットバスのスイッチの取り外し

まずはスイッチの取り外しです。

ロックナットはシリコンシーリング材が塗られているので指で剥がします。

次に浴槽裏のロックナットを回して取り外すのですが ・・・

実際に作業するのは初めてなので手こずりました。

構造は図面で理解していますが、作業のコツやノウハウまでは知らないし、握力も無いんですよねぇ・・・(^^;。

ロックナットは意外に薄いので上手く掴めなくて回せない・・・

少し悩みました。

ふと、事前に構造を調べている時に浴槽側のスイッチを回すと緩んだ事を思い出しました。

試しにやってみるとロックナットが浴槽から少し離れて掴みやすくなっています。

これがコツだったのでしょうか?。

後はすんなりロックナットが外せました。

スイッチは浴槽側に配管ごと引き抜きます。


▼取り外したスイッチ

取り外したジェットバスのスイッチの画像

取り外したスイッチです。

上がロックナットになります。

スイッチに繋がっているのは片方は「エアチューブ」で樹脂ですが、断熱材が巻いてある「エアー侵入管」は銅管になっています。

 

浴槽の穴塞ぎ部材の選定

次は穴塞ぎ部材の選定です。

スイッチを取り外した後の浴槽の穴は直径48ミリ、その部分の浴槽の厚さは15ミリでした。

浴槽内のネジが無くフラットになるので「浴槽化粧フタ ( 外締め ) 」が使いたかったのですが・・・。

近隣のホームセンターで販売されている物は「浴槽の厚さが10ミリ以下」だったので断念。

※検索すると「浴槽の厚さが30ミリ以下」の物も見つかります。

「バスキャップ ( 内締め ) 」を使う事にしました。

 

穴塞ぎ部材の取り付け

最後の取り付け作業は簡単です。

最初に裏側の取付板 ( 長方形の部分 )を緩めた状態にして浴槽内から穴を通して浴槽裏に出します。

取付板が浴槽裏に当たる様にネジを手前に引きながら回していきます。

最後に取り付け位置を調整してネジを締めて「バスキャップ ( 内締め ) 」を 固定。

たったこれだけです。

10分もかかりません。

▼取り付け後

浴槽の穴塞ぎ部材を取り付けた画像

使用した部材は「リビラック バスタブロック BTL-IF」です。

「バスキャップ ( 内締め ) 」を使ったのでネジの部分に水がたまるのが少々気になりますが特に問題はないでしょう。

「浴槽化粧フタ ( 外締め ) 」との仕上がりの違いは【浴槽の穴塞ぎ施工例3種類】をご覧下さい。

 

まとめ

ジェットバスのスイッチは浴槽の上部でお湯に浸かる場所ではないので気軽にDIYでチャレンジ出来ました。

さすがに吹き出し口や特に吸水口は一人で作業するのは無理ですし、失敗すると床下が水浸しの事態になるのでDIYでやる気にはなりませんが・・・。


これでジェットバスに関係する物は全て取り外して穴を塞ぐ事が出来ました。

 

あとがき

ジェットバスを取り外した後の穴塞ぎ関係の話はこれで全てになるはずです。

長かったぁ・・・。

あ、文章の事ではなくジェットバスを取り外してから穴塞ぎが終わる迄の期間の事ですが (^^;。

給湯器を交換する時にジェットバスを取り外す事にしたのですが・・・

  1. 本体の取り外しと吹き出し口を塞ぐ
  2. ツバ大座金の存在を知り吸水口を塞ぐ
  3. DIYでスイッチを塞ぐ

と、三段階の工事になってしまいました。

詳細は【ジェットバス取り外し後の穴塞ぎが出来ました】をご覧下さい。

「ツバ大座金」の存在は個人で問い合わせて初めて知りましたし、途中で新型コロナの第七波が発生したり、おまけに企業間の伝言ゲームの失敗で呆れた事態にも巻き込まれましたし・・・。

まぁ、その間に自分でも色々調べていたおかげでスイッチの工事をDIYで出来るだけの知識も得られましたが。

ホント、長かったし疲れました (^^;。

「ジェットバスを取り外す」だけの事がこんなに大変になるとは思いもしなかった・・・。

少々愚痴ってしまいました (^^;。

今回の件は「ツバ大座金」の存在を最初から知っていれば一度の工事で終わったかもしれないと思いブログで紹介する事にしました。

読んで頂いた方の何かの参考になるでしょうか?